2.結果

実験の結果を表3-7に示した。また,各実験項目における口臭評価の経時的変化を図3に示した。どちらでもない(0)を中心として,とてもよい臭い(+3)~とても不快な臭い(-3)で,数値が高いほどよい臭い(ガムの香料,コーヒーの臭い)の評価となる。経時的傾向については,分散分析検定(危険率5%)で,各被験者に平均点と同様の傾向が認められたので,平均点をもって以後述べる。他の検定も分散分析(危険率1%)を用いた。

1. 「餃子のみ」と「コーヒー」と「Fガム」の比較
表3より「餃子のみ」は直後から15分後まで,やや不快な臭い(-1)~とても不快な臭い(-3)に分布し,平均点では直後-2.50から15分後-2.05へと時間とともに口臭軽減傾向を示した。
次に表4より,「コーヒー」はほぼ,どちらでもない(0)~不快なにおい(-2)の分散だった。平均点では直後-1.15から15分後-0.90へと時間とともに口臭軽減傾向を示した。
そして表5より,「Fガム」はほぼ,ややよい臭い(+1)~不快な臭い(-2)の広い分布となった。平均点では直後-0.35から15分後-0.25へと時間とともに口臭軽減傾向を示した。
口臭の少ない順に並べると「Fガム」>「コーヒー」>「餃子のみ」であった。すなわち「Fガム」「コーヒー」ともに口臭除去効果は認められたが、「Fガム」のほうが高い効果であり,有意差が認められた。またいずれも時間とともに口臭の軽減を示した。

2. 「Fガム」と「特ガム」の比戟
「Fガム」は上記に述べたとおりで,表6より「特ガム」はほぼ,ややよい臭い(+1)~やや不快な臭い(-1)の分布であった。平均点では,直後+0.05から15分後-0.10へと,5分後の±0を境によい臭いから不快な臭いとなったが,「Fガム」より総じて不快な臭いは少なく口臭除去効果は高い傾向が示されたが,有意差はなかった。

3. 「特ガム」と「水+特ガム」の比較
表7より「水+特ガム」はよい臭い(+2)~やや不快な臭い(-1)の分布で。平均点では直後+0.60から15分後+0.25へとよい臭いの減少を示したものの,その範囲内であった。したがって,よい臭いから不快な臭いの評価に移行した「特ガム」と比較して,「水+特ガム」は高い口臭除去効果で有意差が認められた。

Fガム:緑茶フラボノイド+クロロフィル含有のチューインガム
特ガム:緑茶フラボノイド+クロロフィル+紅茶フラボノイド+ケンポナシ含有のチューインガム
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