3.考察(2)

2.現場で実践されている眠気防止策
日常,運転現場で実践されていると思われる眠気防止策12項目をあげて,それらの防止策がどの程度広く行われているかについて回答を求めた。

これらの中には,一般の車運転時にも広く実践されているものや列車運転時のみの固有の対策もある。大きく分類すると,(1)被服の調整,(2)身体的運動,(3)外気の導入,(4)空調の調整,(5)飲食,(6)動作の拡大,に分類することが可能である。

現場の運転士は,12項目にわたる対策の全てを実践しているが,特に(3)外気の導入「窓を開けて外気を採り入れる」,(5)飲食「コーヒー,お茶などを飲む,ガムを噛むなど」,(2)身体的運動「立ち上がって運転する,軽い体操をするなど」の対策が比較的広く実現されているようである。

ここで,1人の運転士がいくつの対策を実賎しているかをみると,4項目を選択した者が219名(26.3%)と最も多く,1人当たりが実践している対策項目は,平均4.3項目となり,なかには10項目の対策を実践しているという者が6名(0.7%)みられた。すなわち,ひとつの対策で眠気防止となる有効な対策は未だないともいえる。

ちなみに,複数個の対策を選択した819名について,どの対策が最も効果が大きいと思っているかについて回答を求めたところ,「窓を開けて外気を採り入れる」という回答が最も多く,次いで「立ち上がって運転する」「ガムを噛む」「コーヒーやお茶などを飲む」といった項目が選択され,「外気の導入」「身体的運動」「飲食」などの対策を高く評価する反面,「被服の調整」や「空調の調整」といった項目に村して,効果が大きいと評価する回答者は少なかった。

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